なぜ人脈自慢、知り合い自慢は一般的に嫌われる行為なのか

こんにちは、エージェントNです。

先日、仲間と話していると、「仕事中に避けたい恥ずかしい行動は何か」という話題で大変盛り上がりました。そこで圧倒的多数の支持を得てトップに輝いたのは、「知り合い自慢ムーブ」でした。

「知り合い自慢ムーブ」とは?

まず、「知り合い自慢ムーブ」とは何でしょうか?簡単に言えば、会話の流れを無視して唐突に著名人や役職者とのつながりをアピールする行為です。例えば、自分が過去に勤めていた会社の話題が出た途端に、「実はその会社の役員と知り合いなんですよ」と割り込んでくる人や、世間話に対して「この間、○○社の社長の右腕と飲みまして」と突然話題を持ち込む人が典型例です。

こうした行動は、一見華やかに映るかもしれませんが、実は非常に不評なのです。

「知り合い自慢」が嫌われる意外な理由

私自身はこれまで、このような自慢行為が不快に感じられる理由を、「自分を大きく見せようとする浅い虚勢」だと単純に考えていました。しかし、虚勢を張るだけならば、周囲は少し微笑ましいくらいの感覚で、せいぜい軽く笑われる程度で終わるでしょう。

ところが最近、ある知人の一言でハッとさせられました。それは、「自分が興味を持っていない話題なのに、無理やり興味を持つことを強要されるのが嫌だ」というもの。これこそが核心でした。

人は、自分が関心のあることにしか興味を示さない生き物です。それにもかかわらず、「知り合い自慢ムーブ」を繰り出す人は、相手に対して「興味を持ち、驚き、感心すること」を無意識のうちに強要しているのです。

強いられる「無駄な感情労働」

哲学者・中島義道さんは『ひとを〈嫌う〉ということ』で、「相手に興味がないと直接伝えることの難しさ」を指摘しています。実際には私たちは、社交辞令として無理にでも関心を示したふりをします。しかし後になって、「なぜ興味がないのに、あんなリアクションを取らなければならなかったのだろう」と不快感が残ります。そして、その不快感が相手への嫌悪感に変わってしまうのです。

つまり、「知り合い自慢ムーブ」が嫌われる本質的な原因は、「相手に無駄な感情的エネルギーを消耗させてしまう」ことにあります。

自慢行為がもたらす人間関係の摩耗

似たような自慢として、「あいつは俺が育てた」「こんなにすごい仕事をしている」といった自己アピールがあります。これらも同様に、相手に心理的なストレスを与え、結果として「話すのが面倒な相手」というレッテルを貼られることになります。

私がコンサルタントとして活動していた頃、「お客様の話は最後まで聞くのがプロだ」とよく指導されました。つまり、退屟で面倒な話を忍耐強く聞くこと自体が仕事であり、その忍耐を報酬に変えているわけです。

もし、どうしても自慢したいという欲求が抑えられないなら、有料のカウンセリングや飲食店、コンサルタントを利用するのが得策です。そこでは、お金を払えば誰もが喜んで話を聞いてくれます。

まとめ:「自慢ムーブ」をする前に自己チェックを

「知り合い自慢ムーブ」は、気づかないうちに周囲に忍耐を強要し、不必要な感情労働を課してしまう行為です。ついついやってしまう方は、自分の振る舞いを改めて見つめ直してみることをお勧めします。

職場の人間関係を円滑にするためにも、自慢話は控えめに。

以上、エージェントNでした。

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