
会話の中で愚痴や文句ばかりを聞かされると、自分自身の心が疲れてしまい、嫌な感情が溜まってしまいます。他人の愚痴や不満を聞く際に、自分の心に負担をかけずに聞くためには、どのような心構えや接し方が有効でしょうか?

「気付いたら、いつも周りの人の愚痴や悪口の聞き役になっている…」という経験、あなたにもありませんか? 実は、それ、単に疲れるだけでなく、脳にもダメージを与えていることをご存知でしょうか?今回は、その仕組みと対策について詳しく解説します。
あなたは母親や友人、同僚などから頻繁に愚痴や悪口を聞かされ、慰め役になっていませんか?
こういった状況にいる人は「聞き疲れ」しやすく、対人関係そのものに疲弊してしまい、やがては人との関わりを避けたくなることも少なくありません。
家族や友人だからと優しさから我慢して聞いているかもしれませんが、その行動が実はあなたの脳にストレスを与え、現実的なダメージを与えていることが明らかになっています。
では、具体的に愚痴や悪口がどのような影響を脳に及ぼすのか見ていきましょう。
脳には、他人の言葉を聞くと、それが自分に向けられた攻撃だと誤認し、ストレスホルモンを分泌する特性があります。また、ミラーニューロンという共感を司る神経の作用により、相手の怒りやイライラをまるで自分のことのように感じてしまいます。
さらに、不安や恐れに関係する扁桃体が刺激されることで、脳は常に危険にさらされていると感じ、疲れやすくなったり、感情が不安定になったりするのです。
家庭内での喧嘩や暴言を目撃する「面前DV」が、直接暴力を受けなくても複雑性PTSDの原因になることも、この脳の特性による影響とされています。
ではなぜ、あなたは愚痴を聞く役をやめられないのでしょう?
実は、愚痴や悪口を言う側は、ドーパミンという快楽物質が放出されているため楽しく、やめられなくなります。そして、その楽しさを感じるためには「聞き役」が必須なのです。
あなたが聞き役を続けてしまうのは、「相手を喜ばせている」という無意識のメリットを感じているから。その優しさが、あなた自身の脳にストレスを蓄積させていることに気付く必要があります。
その場では楽しそうに見えても、家に帰った後、ひとりになった時に疲れを感じていませんか?実はそれこそが「脳疲労」の証拠。無意識に溜まったストレスが、あなたの脳にダメージを与えているのです。
まずはそのストレスに気付いて、自覚することが、状況改善の第一歩になります。
もちろん、多少の愚痴や悪口はストレス解消のためのスパイスにもなります。しかし、それが過ぎると相手に深刻なストレスを与えてしまいます。
愚痴や悪口を言う側は、聞いてくれる相手に感謝を忘れず、長話を控える配慮を持ちましょう。また、聞く側も、自分が疲れを感じたら話をそっと終わらせる勇気を持つことが大切です。
もし話を止められない、断れないという心理的な弱点があるなら、そこに気付き、改善に向けて動くことで、人間関係のストレスは大きく軽減されます。
「気付き」は変化のチャンスです。このブログが、あなたのストレス解消への一歩になれば幸いです。

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